東京トロンボーンアンサンブル「クリスマスコンサート」に出演!

東京トロンボーンアンサンブル。名前の通りトロンボーンだけのアンサンブル団体です。
夏の公演に続いて今回12月14日(水)の公演も参加させていただきました。
関東を中心に活躍しているトロンボーンプレイヤーが一堂に会して演奏する、何とも贅沢で素晴らしい団体です。

今回は12月の公演、会場もルーテル市ヶ谷で教会ということもあり、この時期に合わせた選曲でお送りしました。

ハレルヤから公演が始まり、アヴェマリア、主よ人の望みの喜びよと続きます。
この3曲は8重奏で演奏し、次にモーツァルトレクイエムよりラクリモーサ、ヘンゼルとグレーテルより抜粋をお送りしました。
この2曲は16重奏、とても響き豊かに聞いてもらえたのではないかと思います。

休憩をはさんで後半はクリスマスにちなんだ曲からスタートです。
ママがサンタにキスをしたを8重奏。サンタが街にやってくる、Have your self、Let it snow、きよしこの夜、この4曲はメドレーで5重奏を3組編成して入れ替わりながらの演奏。
ザ・クリスマスソングをバストロンボーンのソロ(ソリストは私ではないですが…)と11人で伴奏してお届けしました。

この時期に一度は耳にする曲ばかりなので、来ていただいたお客様にも聞きやすく楽しんでもらえたのではないかなと思います。

最後にお送りするのがこの公演のメインプログラム、トロンボーンだけで演奏する第九です!
出演者は21名。うち一人が指揮をし、20名のトロンボーンだけで演奏できるようにアレンジした第九を、曲全部では時間が足りないので各楽章の抜粋で演奏しました。

通常オーケストラだけでも6~70人いるのにトロンボーンだけで、しかも20人!譜面を渡された時に「うわっ!難しい…」と思いました。

ブリッツフィルで第九を演奏したことがありますが、その難しさを超えていましたね。

吹奏楽には木管楽器にホルンやトランペット、ユーフォニアム、テューバがいて打楽器も鍵盤楽器を加えて演奏できる。
オーケストラに近いサウンドが出せたり、演奏もオーケストラと変わりなくできます。

でも、そこは素晴らしいトロンボーンプレイヤーが集まった団体です。
リハーサルを重ねるうちにみるみる形になっていき、演奏者である自分が「トロンボーンだけでも大編成のオーケストラの曲が、第九が出来るんだ!」と驚きました。

演奏会本番もプレイヤーの集中力はさすが!とてもいい演奏ができたと思います。
難しい曲にチャレンジすると、吹き終わった達成感もひとしおですね!

同じ楽器が集まってアンサンブルをするのはすごく楽しいですよ。
もちろん、人数が多ければ曲を仕上げていくのに色々な意見があったり、音を合わせていくのに食い違いが起こったりもしますが、曲の中で自分の役割や自分の持ち味をどう生かせばいいのか、とても勉強になると思います。

トロンボーンだけのアンサンブル。2人いれば始められます。
アンサンブル楽器といわれるトロンボーンの魅力をぜひ皆さんにも味わってもらいたいですね。