今日の個人レッスン

先日は中学生の女の子の2回目のレッスンでした。

前回のレッスンでトロンボーンを吹くうえでの基礎的な奏法をレクチャーしました。その後自主練習をたくさんしていてくれていたようで、少し間があいたのですが音がとても良くなっていてすごく嬉しかったです!

今回は演奏会に向けて演奏する曲をみることにしました。

本当は一曲一曲をじっくりレッスンしたかったんですが、1時間はあっという間に過ぎてしまいますね。4曲持ってきてもらいましたが、実際には1曲レッスンしたところで時間がきてしまいました。時間配分を私は勉強しなければ…。

その1曲は、私の所属しているブリッツフィルのアンコールでお馴染みの「宝島」です。

私にはとても馴染みな曲ですが、初めて演奏する人には楽しい曲でもありますが難しい曲と感じるかもしれません。

演奏するのに吹きにくいと思っている箇所を挙げてもらって奏法をレクチャーするようにしました。

「宝島」はリズムの難しい箇所が多くあります。リズムを正確に吹くのはもちろん大切です。加えて、どのように吹けば曲調に合うかが重要になってきます。特にポップスに分類される曲はリズムの面白さを出す必要がありますね。

後半に出てくるトランペットと一緒に吹くメロディーの部分は、やはり難しい箇所ですね。私はブリッツフィルでアンコールに「宝島」を演奏する時、このメロディーの部分は手拍子でお客様を盛り上げることに専念していますが、彼女が担当するパートはトロンボーンの2番パート。教える立場で吹けないのは良くないと練習しましたが、難しかったです!

まずは音が高い。そしてリズムが難しい。なおかつテンポが速い。なかなかクリアするのが大変です。ひとつずつハードルを越えていく練習を提案したりもできるのですが、時間がありませんので高い音に挑む時の息の使い方を意識してもらい、リズムを分解しながら正確に把握する。そしてゆっくりなテンポから練習を始めてだんだんと曲のテンポに近づけていくことを今回のレッスンで伝えました。

とても真面目に練習に取り組んでくれる生徒さんなので、吹けるようになるのは確実だと思います。

次のレッスンでは演奏会直前、ここが吹きにくいなどがあればその対策ができるといいなと考えています。許されるなら私も演奏会に出たいくらいです!

あとは「宝島」やその他の曲も含めて、演奏することを楽しんでもらえたらとても嬉しいですね!

音が出る、音を外さずに吹くことも大切ですが、トロンボーンを吹くこと、たくさんの仲間とステージに立つこと、何より音楽を楽しむことができた時に拍手がもらえた喜びを感じてもらえたらと思います。そんな時の嬉しい感覚を是非大事にしてもらいたいです!