東京室内管弦楽団創立90周年コンサートに出演しました!

今回、東京室内管弦楽団さんから依頼をいただき創設90周年のコンサートに出演してきました。
ホールは久しぶりのサントリーホール。
なんと!一日三公演!
一公演ずつ違うコンサートの内容なんです。
お客様も違う、指揮者も違う、でもオーケストラは同じ!
ということで本番当日はホールに12時間滞在しました!なかなか体験できることではないですよね。不安もありましたが乗り切ってまいりました。

少しずつコンサートの内容とレポートを書いていきます。
午前中のコンサートは
「ぼくとわたしのコンサートデビュー」

ぼくとわたしのコンサートデビュー

ということで0歳から入場できる、オーケストラを幅広い層のお客様に知って楽しんでもらうコンサートでした。
アイーダの凱旋行進曲に始まり、各楽器の紹介になるきらきら星をテーマにしたオーケストラ大辞典。ディズニーのメドレーなどを演奏し、メインはサン=サーンスの交響曲第三番「オルガン付き」の後半部分(オルガンが壮大に鳴るところから)を聴いてもらいました。

サントリーホールのオルガンは世界に誇れる素晴らしいもので、サン=サーンスでオルガンが鳴った時には鳥肌が立ちました!
今回は抜粋でしたが、このシンフォニーは学生の頃オーケストラの授業で演奏したことがありまして、色々なことを思い出してとっても感慨深いものがありました。

不滅の映画音楽&タンゴ

お昼のコンサートは映画音楽とタンゴを聴いていただくコンサートでした。
このコンサートの楽曲は東京室内管弦楽団の創設者の方がオーケストラアレンジされたものが中心となっていて、長く愛されている映画やタンゴの曲は時代が移り変わっても素晴らしいものなんだなと演奏しながら思いました。
この先‘令和’になってもこういった楽曲は耳にする機会が多いでしょうね。

最後に夜のコンサートは、アニメの音楽のコンサートでした。
私は詳しくないのですが、声優さんやアニソン界の大御所さんなど、ゲストも豪華で聴きにいらしたお客様の「おぉ!」という空気がステージまで伝わってきました。

正直、一番大変だったのはこの夜のプログラムでした。元々オーケストラで演奏するのに作られた曲ではないのでアレンジされたものなのですが、音の数が普段のシンフォニーなどの倍以上はあったでしょうね。でも吹いていてとても楽しく、心地良い疲労感でした!

リハーサルの3日間と長い一日が終わり、色々な客層に向けたコンサートを一日で行ったことで、指揮者が違うとオーケストラの音が違うこと。

聴きにいらしたお客様が違うと会場の雰囲気が違うこと。
それによって演奏者側の緊張感が違うこと。たくさん勉強することがありました。

それから、どんなジャンルのものを演奏するにしても、オーケストラは楽しい!と改めて感じたお仕事でした。
お話をくださったトロンボーン奏者の方、共演の皆様に感謝感謝です!