ブリッツ フィルハーモニック ウィンズの第27回定期演奏会
「あそぶらす第1話」は笑顔があふれる演奏会になりました。
今回はゲーム(モバイル中心)音楽をブリッツが取り上げました。
今、スマートフォンやタブレットなどでほとんどの人が1つはダウンロードしているゲームアプリ。テレビなどのCMでも多く見かけます。ストーリーや流れている音楽もゲームを盛り上げるのに欠かせないものですよね。
今回の「あそぶらす第1話」では作曲家の方々がステージに上がり解説をしたり、指揮をしたり。ステージにはゲームの映像が流れ、ゲーム音楽に詳しくなくても楽しめる演奏会になったと思います。
ゲームの中で何気なく聞いている音楽も一つ一つ作曲家が作っていて、ゲームのストーリー、キャラクター、様々な場面に合った曲になっているんですよね。リハーサルでは作曲家が「この曲は主人公のテーマ曲です。スウィングにしているのは彼の中身の軽さなんです」と説明してくれる場面がありました。たくさんの思いとこだわりが伝わりましたよ。
ツイッターで「第2話、3話と続いてほしい」と嬉しい声もいただきました!この記事を読んだ貴方も次回「あそぶらす」に来てくださいね!
演奏会の中で当団の指揮者がゲーム音楽に限らずもっともっと吹奏楽を広めていきたい!と話をしていました。私も吹奏楽から音楽の道に進んだので、同じ思いです。
今回のようなゲーム音楽も、オーケストラのサウンドをイメージして作曲されているものがほとんどです。トロンボーンのパートもオーケストラの中で活躍する使われ方をしています。もちろんオーケストラのサウンドは素晴らしいです。オーケストラの中で格好良く鳴り響くトロンボーンのサウンドは鳥肌が立ちます!私もオーケストラでの演奏が大好きですし、よく聞いています。吹奏楽のオリジナル曲は素晴らしい曲がたくさんありますし、吹奏楽はオーケストラに負けない魅力があると思うんですよね。
オーケストラの編曲をした作品だと弦楽器のパートが木管楽器を中心に割り当てられるので、やはり比較されてしまいます。ブリッツは技術力や表現力も抜群なんですよ。でも管楽器はブレスをしますし、弦楽器との違いがどうしても出てしまう、拭いきれないところですね。
あっ。誤解の無いように…ブリッツでもオーケストラの編曲をした作品をたくさん取り上げています。その作品は素晴らしい編曲をされたもので、編曲した方々もとても才能のある素晴らしい方々です!
話を戻しますが、ゲーム音楽もこれからはオーケストラのサウンドをイメージして、ではなく、吹奏楽の息使いが魅力となる作品を作ってもらいたいなと思います。そしてゲーム音楽を通して吹奏楽がもっとメジャーになり、たくさんの人の耳に届くことを願っています。