ブリッツフィル第28回定期演奏会「巨匠 真島俊夫」終わりました!

第28回定期演奏会 巨匠 真島俊夫 ━━音楽と煙の向こうに見えるものブリッツフィルの定期演奏会が終了しました。
今回は真島俊夫の特集と言うことで内容の濃いプログラムになりました。

真島俊夫の作品といえば「三つのジャポニズム」や「鳳凰が舞う」「オーメンズ・オブ・ラブ」ブリッツのアンコールでお馴染みの「宝島」ですよね。

数多く演奏される曲はもちろん素晴らしいですが、演奏される機会の少ない曲も聴きごたえがあって名曲ばかりなんだぞ!っという想いがあっての選曲だったようです。

トロンボーンの使い方もとても素晴らしいです。
もちろん他の楽器もよく活かされていますけどね。

なかでも「さくらの花が咲く頃」と「巴里の幻影」のトロンボーンセクションに耳を傾けてもらいたいですね。

これぞ真島サウンド!と感じる響。
春の香りや温かさ、美しいステンドグラスのある大聖堂から聞こえてくるコラールが浮かんでもらえたら嬉しいですね。
繊細でいて綿密に配置されたハーモニーに吹いていても鳥肌が立ちます。
調べてみると吹奏楽部でトロンボーン吹いていらっしゃったそうです。真島さんがトロンボーンを吹いているお写真もあるんですよ!

真島さんの作品は景色が想像しやすいんです。
題名と曲の雰囲気が合致するのは、聴き手も奏者も気持ちがいいと思うんですよね。

「月夜」「さくら」「五月の風」「沖縄の海」「パリの街」素敵な旋律、リズムにたくさんのキーワードが込められていて、様々な情景が描かれています。

正直、今まで真島さんの作品は何曲かしか演奏したことがなかったんですが、今回じっくり触れることでもっと真島作品を演奏したいと思うようになりました。

曲に込められた情景を思い浮かべて、たくさんの人に聴いてもらいたい思いからCAFUAレコードさんとタッグを組んで、リハーサル2日間、レコーディング2日間、そして演奏会。
とてもとてもハードな日々でした…。

でも、その分いいCDが出来上がったと思います!
2017年1月18日にCAFUAレコードより全国リリースです。
収録曲をご紹介します。
・三日月に架かるヤコブのはしご
・さくらの花が咲く頃
・巴里の幻影
・五月の風
・ニライカナイの海から
・序曲とロンド・カプリチオーソ
・バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第二組曲

ブリッツのサウンドで真島作品を堪能してもらえると思います。
私も今から発売が楽しみです!