ブリッツフィルは2016年5月弘前へ行ってきました!
去年は3泊4日で演奏会と講習会、レッスンをしてきました。今年は1泊2日の短い時間でしたが、演奏会は開場前からたくさんのお客様が並んでくださり満席。翌日の講習会にもたくさんの生徒さんが参加してくれました!
ブリッツフィルの演奏会のアンコールには会場に来てくださったお客様にも楽器を持ってきてもらって、「宝島」を演奏するんです。
もちろん弘前でも演奏しました。ステージに上がってくれた学生さんの中には、去年の講習会でレッスンした子がいて、トロンボーン続けてくれているんだなとすごく嬉しく思いました!
今年は1日しか講習会がありませんでしたが、午前中は春からトロンボーンを始めた人。午後はある程度経験のある人という事で10人ずつくらいのレッスンをしました。
まずは楽器の状態からチェックさせてもらいます。私も中学生の始めたばかりの頃は、正しい楽器のメンテナンス方法を知りませんでした。なので初心者の方へのレッスンはメンテナンスから始めます。
そして楽器の構え方、スライドの持ち方とポジションの確認をして音を出していきます。
意外とスライドの持ち方を直した人数が多かったですね。スライドの持ち方ひとつでパフォーマンスが変わってきますから、チェックしておきたいポイントです。ロングトーン、タンギング、リップスラーの基本的な練習を私も一緒音を出しながらレッスンしました。
午後の経験者の方へのレッスンは、基本の練習にプラスして、アンサンブル楽器でもあるトロンボーンの魅力を知ってもらうために、コラールの楽譜を配りハーモニーの練習をしました。
中学校の吹奏楽部にはよくあることですが、3パートに分けた場合ファーストには3年生、セカンドは2年生、サードはバストロンボーンがいなければ1年生という分け方が多いです。こうなった時のハーモニーはどうしても高音域ばかり聞こえてしまいます。
ハーモニーのバランスを意識すると聞こえ方が違うというのを知って欲しくて、受講生の何人かに前に出て聞いてもらいます。
まずは普通に3パート同時に吹いてもらい、「ファーストの人はもう少し優しく楽に。セカンドの人はもう少ししっかり。サードの人は自分の出せる一番いい音で。」などのバランスの指示を私が出した後もう一度吹いてもらいました。バランスの調整をした後のサウンドを聞いた受講生の顔は忘れられないですね!
ハーモニーは音程ももちろん重要ですが、音量のバランスにも気をつけると、トロンボーンの強みでもあるいいアンサンブルになります。いいアンサンブルをして、もっともっとトロンボーンを好きになってもらいたいですね!